中央区月島矯正日記

2017年06月20日

誤嚥性肺炎

最近誤嚥性肺炎に気をつけろということでテレビや雑誌の特集を見る。雑誌には、OOさんも、XXさんも誤嚥性肺炎で死んだというようなことが書かれている。隠れた死亡原因ナンバーワンというわけである。

私の知人も3年前に入院して治療を受けていた際、「誤嚥性肺炎になる」という理由から、点滴のみで食事はおろか水もろくに飲ませてもらえなかった。その効あって誤嚥性肺炎は起こさなかった、と病院サイドは判断するのだろう。

高齢者施設に入居している人の調査によると、口腔内清掃を行っていない人は発熱の頻度が倍以上になるのだそうだ。つまり、誤嚥性肺炎の原因は、口腔内細菌の増加が主な原因であるとも言える。高齢者で痴呆を発症しているような人では、口腔内清掃はほとんどできない。知人の経験でも、棒の先端にスポンジがついたもので1,2回口の中をこするだけである。これではとてもきれいにはならないであろう。

もうひとつ大事なことがある。それは咬合高径を保つということだという。咬合高径が保てないと肺への無意識な唾液の流入が起こるということかもしれない。そのためには臼歯の存在が不可欠であり、80歳になっても20本以上の歯を保てるようにしましょうというのは、誤嚥性肺炎の予防の観点からも大事なのだ。

私の知人に食物を食べさせていたら誤嚥性肺炎になったのかどうか。就寝中の無意識下の肺への唾液の流入が主な原因であるなら、いくら食べ物や飲み物を制限しても大差はないだろう。同じような高齢の入院患者でたべさせてみれば分かるだろうと思うが、誰もそんな実験は行わない。

テレビでは、「飲み込む練習をして嚥下筋を鍛えましょう」なんてバカなことを言っていた。若くて歯磨きがちゃんとできる人間は誤嚥性肺炎で死ぬようなことはないのだ。できるのにしないで臼歯がなくなっていく人間はその限りではないが。

 

 

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