中央区月島矯正日記

2017年09月19日

優性遺伝・劣性遺伝

「遺伝」ということは中学校で勉強したと思う。そのとき、えんどう豆の話で優性遺伝、劣性遺伝という話を聞いたはずである。今この「優性」と「劣性」という言葉は使ってはいかんということになったそうだ。

私の医局の福原教授がかつて講義で話していたことだが、教授の若い頃、どこぞの県に「劣性遺伝病の研究」をしに行こうとしたことがあったという。ところが、調査を依頼したところ先方から断られたという。「うちにはそんな悪い病気はありません。」といわれて。

劣性遺伝病といわれたとき、何か遺伝する悪い病気を調べられるのではないかと恐れられたらしい。「劣性」という言葉に何か悪い性質のものという響きがあり、それが嫌われたわけだ。そして今回も、同じ理由でこの言葉が使われなくなるようである。

「死語」という。戦後、葬り去られた言葉は多い。そのほとんどはひらがなの言葉で、次いで訓読みの言葉であるように思う。今回の「優性・劣性」は音読みの言葉であり、言葉狩りもここまできたかという見方もできよう。

「優性・劣性」という言葉は、「顕性・潜性」と言い換えるそうである。この言葉が定着するまではいささかの混乱はきたすのだろう。

 

 

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