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何かになろうとしていた頃

2016/05/11

大学院の頃にお世話になった先生が定年でこの3月で退職された。その先生の送別会というものに参加した。大学というところは、教授は定年が他の人よりも遅くて65だったりするが、教授になれなければ60というところが多いようである。昭和大学も同様だ。

生化学の教室にはよその大学や会社からたくさんの人がやってきて研究をしていた。そういう人達が集まったわけだが、私と同じ時期にいた人もいれば、まったく知らないという人もいる。但し、ほとんどの人が肩書きに「教授」と入っていた。そういう功成り名を遂げた人ばかりが集まった会だったわけで、一人私だけ場違いな感じであった。

大学院生のころは、まだ自分が何になるのか、何になれるのかということがはっきりしていなかった時期である。それは何かになろうとしていた頃ということになるのだが、懐かしい時期でもありつらい時期でもあった。教授の肩書きの無い私にとって、単につらいだけの時期だったなどといってしまっては、しっかり仕事をして今の地位を築いた先生方に失礼か。

周りの人がだんだん定年で辞めていくようになって来た。その代わり、今年もまた新しい学生さんが入ってきた。こうやって世の中は変わっていくのである。いつまでもあの頃を懐かしんでいてもしかたがない。

 

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