香港の火事
2025/11/29
香港の高層マンション火災の映像は世界に衝撃を与えた。
それは、9.11に匹敵するといっても過言ではないだろう。
9.11は、飛行機が突っ込んだビルがまるでまるで砂でできているかのように崩れ落ちた衝撃。
それに対して、香港は、わずか1棟の火災で回り数棟が、しかもその建物全部が燃えてしまった衝撃。
いくつか香港以外のマンション火災の写真が出たけどそこまでひどい映像はない。
やはり、あの映像は9.11以来ということだろう。
数年前の当院正面の火災ででは、わずか建坪20坪程度のところを消火するのに消防車が何台も来た。
それでも鎮火するまでに数時間かかったそうだ。
香港の映像を見る限り、1棟につきせいぜい2,3か所からの放水しかされていない。
これこそまさに焼け石に水である。
高層マンションということで、高層階用の消火設備が整っていないということだろう。
映像を見る限りでは、なすすべなく全部焼けるのをただ待っているように思えた。
翻ってわが国ではどうか。
幸い、ほとんど高層マンション火災というのを聞かない。
スプリンクラーの設置が義務付けられているから、あそこまでの火災にはなるまいと思う。
だが、本当に火事が起こった時に、確実に作動して、なおかつ確実に鎮火できるという保証はあるのだろうか。
普通に考えれば、マンションの貯水槽分の水が使われてしまえば、それで終わりだろう。
その時に、火は消えているのか。
さらに、消防庁はどれぐらいの高層マンション用の消火設備を保有しているのか。
そう思うと、対岸の火事ではすまされないのかもしれないのではないのかと思ってしまうのである。