大学の同級生の一人は、しばしば飛行機に乗りに海外に行くのだという。時たま友人を乗せて信州などに出かけることもあるそうだ。そんな素人が操縦する飛行機になんか乗って恐ろしくは無いのかと思うのだが、本人はなんとも思わないようだ。

その友人も使うであろう調布の飛行場から飛び立った飛行機が事故を起こしたと聞いた。瞬間的に、あいつじゃないだろうなと想像してしまった。幸いなことに、友人の名前は載っていなかった。操縦していたのは、ベテランパイロットということで、プロということになるのだろう。そのプロの操縦する飛行機が墜落したというなら、操縦ミスというよりも何らかの整備不良と考えるところだろうか。

それよりも、巻き込まれた住人である。調布というところは高校の同級生なども住む町である。私の家内は、私の同級生が巻き込まれたのではないかと考えたのだそうだ。

沖縄の普天間基地は世界でもっとも危険な基地といわれることがある。それは、すぐそばに住宅が迫っているからである。だがその状況は、調布飛行場でも大差ないのではないか、そんな気がする昨日の事故である。そうだとすると、調布という町は閑静な住宅街といわれているが、実は飛行場に隣接したとても危ない街という評価も成り立つ。

調布の市議会議員をやっている友人がいる。彼がどう考えているか聞いてみたいところだが、こういう事故があると、飛行場そのものの存在が危険だという議論になるのではないか。少なくとも、滑走路の延長上にすんでいるひとたちは、もはや飛行機を見てのどかな気分になどけしてなれないだろう。

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