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奇貨居くべし

2016/11/06

槿恵大統領の韓国は大変なことになっている。次の大統領の話題が出るころになると、現職の「不正」が暴かれるということを何人も見てきた。残りの任期が1年半を切ってきた今、例によって例のごとく「不正」が露見した形になった。大統領の辞任を求める市民の声というものが挙がっているとニュースなどで述べている。これも何度も見た光景のような気がする。

ことは、チェ・スンシルという一介の民間人が国家機密を入手したということに端を発しているようである。大統領は、単に助言を求めただけだと弁明しているが、だからと言って一民間人に国家の機密を漏らしていいというわけにはいかない。

チェ・スンシル容疑者と朴大統領とのつながりは古いという。顧みれば、1970年代に朴大統領の両親が続けて暗殺されたころにさかのぼるのだそうだ。宗教家を名乗るチェ容疑者の父親が彼女に接近して母親の声を聞かせるなどとして彼女を慰めたのだという。宗教家の娘のチェ容疑者は、姉妹のように親密な関係になったという。それはそうだろう。そして40年たったところでその両親を亡くした娘は大統領というものになった。

宗教家にしてみれば、かわいがった甲斐があったというべきだろう。すでにその時にはこの世から去っていたが、もしもこの宗教家チェ・テミン師が生きていたら間違いなく権力の中枢にいたであろう。自らの宗教団体への恩恵は計り知れなかったはずだ。彼にとってみれば、朴槿恵はまさに「奇貨」であったはずである。惜しむらくは、それを自ら使うことができなかったということになろう。

呂不葦は最後に始皇帝の逆鱗に触れて流刑の末服毒自殺をすることになる。宗教家の娘は「死ぬほどの悪事を働いた」という言葉を残して逮捕された。果たして彼女の末路はどうなるのだろうか。そして朴槿恵大統領は職責を最後までまっとうできるのだろうか。

kao

 

 

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