7つの人類化石の物語
2019/07/08
サルから人へのいわゆるミッシングリンクのピースは、この100年ほどの間にいくつか発見されている。その中で有名な7つの化石である。
ラ・シャペルの老人:ネアンデルタール人の典型的とされた化石。
ピルトダウン人:考古学史上というより、科学史上もっとも有名な捏造。
タウング・チャイルド:人類の祖先と認定されるまで20年の月日が必要であった。
北京原人:失われて有名になった化石。
ルーシー:ビートルズの歌から命名されたことで誰しもがその名を知る化石。
フロー:ロードオブザリングと同じころに発見され、「ホビット」かということでその存在が有名になった。
セディパ:その研究がネット上で拡散することによってほかの化石とは異なった道を歩む。
化石は、その復元模型が博物館などで展示されることにより、彼らがどのような生活をしていたのかなど、我々に教えてくれるものである。これと同時に、どこで・だれが・どのようにして発見したかなどで、それぞれにストーリーが付け加えられる。ここに登場している人類化石は、その中でも特筆すべき者たちと言えるのだろう。
人類は、アフリカで生まれて、歩いてあるいは船に乗って世界中にたどり着いたといわれる。なぜアフリカなのかについて誰も教えてくれない。もしも、フロー(フローレス人)がアフリカで生まれてジャワまで行ったのであれば、世界の中で彼らが通ったところにその化石があるはずであるが見つかっていない。それほど人類の化石は少ないということなのだろう。
19世紀から20世紀初頭というものは、「オオカミに育てられた人間」などというものがまことしやかに言われた時代であった。ピルトダウン人というものが多くの支持を受けたことに、いささかのほほえみをもって受け止めるところである。
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