頭がグレープフルーツといわれた安室 奈美恵が出てからずいぶん久しい。

グレープフルーツとは言わないまでも、最近の若い人の中にはずいぶん頭が小さい人が多いように感じる。

いかに小顔がはやりだからといって、わずか数十年で頭の大きさが変化するという事もあるまい。

仮に、本当に頭の小さい人が増えたのだとすれば、頭の小さい人種が大量に日本に入ってきたか、何らかの食物薬物でそのような成長になったかであろう。

本当に増えているかどうかは、横断的な統計調査がなければものは言えないのは当然で、単純に小顔の人を気にする為、そう感じるだけかもしれない。

今のところ、そういった調査で頭が小さいというデータを聞いた事がないところを見ると、そんなことはないのかもしれない。

矯正治療の対象である不正咬合の主な原因として、「顎が小さくなった」というのがある。

頭が小さいという事と顎が小さいという事はイコールと考えない人は多いようだが、ではまったく無関係なのかといえばそうとはいえまい。

頭が小さくなれば、顎も小さくなると考える方が妥当ではないか。

小顔でキュートな患者さんの顔を見ながら、ついそんなことを考えた。

 

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