逃げた保釈人
2020/01/04
バブルの時代、「イトマン事件」で逮捕された許永中という人がいた。
6億円の保釈金を払って保釈された。
ところがその後、姿をくらました。
カルロス・ゴーンがレバノンに逃れた。
15億円と言われる保釈金は当然没収されることになるだろう。
総資産2000億ともいわれている。
さほどの痛痒も感じない程度のものだったのではないか。
日本人であれば、海外に逃亡したところで、逃げおおせることは難しい。
一方、もともと海外に資産も拠点もある外国人であれば、日本を出てさえしまえばもうこっちのもんというところだろう。
現行の保釈金の計算は、海外に逃亡することの考えにくい日本人を対象にしているのではないか。
許永中は2年後に現れた。
カルロス・ゴーンは逮捕連行されない限り二度と日本の地を踏むことはなかろう。
この先、保釈金は値上げされることになるだろうか。