旭川医大と言えば
2021/01/27
昔、旭川に行ったことがある。
タクシーに乗ると、「ここは寒くてカラスが白くなる」と言われた。
カラスの体から発する湿気が氷となって体に張り付くからだそうだ。
泊った旅館に、受験生が2名いた。
一人は父親がどこぞの医大の教授であると名乗った。
その旭川医大が最近話題に上っている。
抑々はコロナ患者の受け入れに関する話であった。
それが、いつの間にか病院長と学長との確執に話が変わっている。
在位14年の学長が病院長を解雇したと報じられた。
学長派と院長派で争いがあるようにも思われる。
戦場であるはずの大学病院でそのようなことをしている場合かと言いたくもなる。
14年も学長をやっていれば、旭川の中で自分が一番えらいという気がしてきても仕方がない。
そういうことだったのかどうか。
彼の地にはいち早く自衛隊が派遣された。
その後の旭川の状況はどうなっているのだろうか。
そして、あの晩を共にした「教授の息子」は今どこにいるのだろうか。
そういえば、タクシーの運転手はこうも言っていた。
「旭川はマッチ1本1000円だからよお。」
白いカラスも、マッチ1本も見なかったのだが。