同じペースでゆっくりと
2015/04/23
マンションの管理会社が代わって、この間から新しい人たちが来ている。フロアを掃除する人も当然変わる。彼の仕事を見ていると、掃除機を同じペースで淡々と掃除している。自分で我が家を掃除すると、どうしてもムラが出てしまうのとはえらい違いだ。ただし、それは見ようによってはやる気なく掃除機を動かしているだけのようにも見える。
丁寧なようなやる気がないような掃除の仕方。なぜやる気がないように見えるのかと言えば、一定しているペースが比較的ゆっくりだからだ。ゆっくりやっている姿がやる気がないように見えるということになる。その代わり、汚れているか否かは別として、はじからずっと隙間のできないように掃除機を動かしている。
そこである時ふっと気がついた。これは歯磨きと一緒だ。歯磨きというものは床の掃除と違い磨きやすいところとそうでないところがはっきりとしている。右利きの人は左の犬歯付近が最も磨きやすい。するとそこの部分は力も入りスピードも上がる。力が入ると余計なところが削れる。おかげでこの部分にくさび状欠損を生じやすい。逆に、スピードが入ると歯間部のような細かいところに磨き残しを作りやすい。
何もない歯列ですらそうなのだから、矯正装置が入った場合はもっとゆっくりと力を抜いてブラッシングをしないといけない。急いで力を入れれば入れるほど、磨き残しを作りやすい。ブラケットの周辺や歯間部に汚れが付いていることを意識しなければならない。
最近では、私も掃除機をかける際は、ゆっくりむらなくを心がけている。部屋の中が汚くても家がボロボロになることはないのだけど。
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月島矯正歯科
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