オバマ大統領がキューバとの国交を樹立したというニュースが流れたのは、４月のいつだったか。アメリカの目と鼻の先にあるキューバという小国は、アメリカののど元に突き付けられた匕首のように言われていたが、キューバ危機のようなことも最近ではなかった。アメリカが国交を回復すれば日本も同様に回復する。日本と同様にいくつかの国が回復したのではないだろうか。親カメが右と言えば右に行くし、左と言えば左を向く。今の世の中はそういうことになっている。それが一番安全な道の渡り方ということになる。
ついこの間オバマ大統領がラウル・カストロ議長と話をしたと思ったら、いつの間にか日本の外務大臣が向こうに行っている。この１カ月ほどは、カストロ議長も大忙しだったのではないか。そして公的・私的にも大いに潤ってきたのではないか。少なくとも、今までになかった大型のインフラ整備や投資が次々と決まり、国の土台から変わるほどの大きな変化を感じているのではないかと思う。
キューバというと、暖かい南の楽園というイメージである。そんなところに核ミサイルは似合わない。世界中から楽園目指して旅行客が押し寄せる姿が見えるようである。

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