「飴をなめながら買い物をすると、余計なものを買わない」のだそうだ。そう言われてみると、買い物をしているとついつい余計なものを買ってしまう。今日食べないものを買ってどうすると思いつつ、でもこれもほしいななんて思ってついかごに入れてしまう。いけない癖だ。空腹になると、ものが食べたくなるのは当然だ。それに伴って、やる気というものもわいてくるものだ。食べ物をこれからとらなければならないのであれば、やる気がなければ取れない。おそらくアドレナリンのような物質が出るのだろう。
狩りに行くならアドレナリンが出たほうがいいのだろう。でも買い物に行くのであれば、あまり出てもらっては困る。やる気が出ると、買わないでもいいものをたくさん買ってしまうのだ。それを抑えるために飴のようなものが必要になるのだ。血糖値が上がると、人は満足する。空腹感が人を怠惰にするともいえる。おなかがいっぱいなのにどうして食べ物を取ってこなければならないのかというわけだ。
飴なんてものはほとんどなめない。ただ、眠くなるようなときには役に立つかもしれない。その飴にこんな効用があるとは思ってもみなかった。
今日は暑かった。熱中症には「塩飴」がいいといわれる時期も近い。

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