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勝どき・豊洲・晴海から便利な月島矯正歯科

2015/06/06

DSC09937右上の犬歯が埋伏している患者さんが相談に見えた。中切歯と側切歯部分が腫れて動揺が出たというのが主訴で、はじめに行った歯医者さんでは抜歯を勧められたという。

埋伏歯は普通上顎では犬歯が最も多い。無症状で経過する例がほとんどだが、埋伏歯には濾胞性歯嚢胞になっている場合もあるので、今回の患者さんはおそらくそうなのだろうと考える。嚢胞は骨を溶かす為、歯も溶かす場合がある。したがって、このまま放置していると中切歯や側切歯の歯根が吸収されて抜歯しなければならなくなってしまう恐れがある。そのため、口腔外科に行けば、まず抜歯ということになる。

矯正科の考え方は違う。まず、嚢胞は開ければ次第に小さくなる。これを開窓という。更に、装置をつけて引っ張ってやれば、出てくる。これを牽引という。埋伏歯のほとんどは萌出方向が悪いだけなので、これをかえてやれば、萌出してくるわけだ。現在の萌出方向とほぼ直角に5円玉程度の力で引けばいいという。

開窓牽引をした場合、お金と時間もかかるため、患者さんには良く相談してもらう。どちらの治療も一長一短あるからだ。抜歯するか、矯正するかは患者さんの希望というか都合によって決めてもらうしかないと考えている。

 

 

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月島矯正歯科
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