江東区の人口が50万人を突破したそうである。確かに豊洲に行くとたくさんの人が歩いている。マンションも林立している。実際にどれだけ入っているか知らないが、これがずっと先の東雲のほうまで続いていると考えれば、その数がいかに多いかということは想像はつく。昭和大学豊洲病院の隣にも学校が出来ていた。月島で新しい学校が出来るなど考えられないことである。

一方、人が増えればインフラ整備が欠かせない。だが、実際には学校は出来ても保育園は足りないだろう。保育園があって子供を預けられれば働きたいという女性はたくさんいる筈だ。

小学校や中学校も大人数になっているのではないか。子供が通っていた月三小にも、江東区民が結構いた。実際には橋をわたればもう江東区なのだから、彼らにとって見ればたいした通学ではない。

中央区にとって見ると、学校自体はあまっている。日本橋近辺の小学校は統廃合をしてはどうかという話もあるようだ。しかし、実際にそうは行かない。そこで、区内の、特に月島地区の人達を日本橋地区に行かせてはどうかというようなことが盛んに議論されていた。

学校というものは、一度作ってしまうと、子供が減ったからといってそう簡単にやめるわけにいかない。江東区も頭の痛いところだろう。とはいえ、人が多いというのは活気にあふれて、いいものである。かつての日本はどこでもそうだったと思うと、やはり日本は衰退に向かっていると考えるべきなのだろうか。

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