隣でビルの工事をやっている。ダイハツの建物だ。すでに1年ほどかかっているが、完成はまだ1年ほど先なのだろう。

建築の前に解体から始まる。解体がすんだところで、今度はくい打ちに入る。このときは毎日が地震のようであった。たまたま訪れた業者の人が｢地震ですか｣というぐらいである。今はくい打ちが終わって上物を作っている。これがまたうるさい。怪獣が暴れているようである。

彼らに｢うるさいから静かにしてくれ｣と頼んだことは無いが、仮にそんなことを言ったところで聞く耳は持つまい。｢こっちは仕事だ｣という一言だろう。うるさいからといって損害賠償になったという話も聞かないし、まして損害賠償で静かになったという話など無い。

全ては｢仕事｣で済まされてしまうところがある。だが、彼らにとって見れば仕事でも、こちらにとっては何のメリットもないただの騒音でしかない。これが家の新築であれば、菓子折りを持って一軒一軒回るなんていうこともあるかもしれないが、そんな人も来やしない。

くい打ちの不正はいまだに解決を見ない。はじめは一人の不行跡が引き起こしたことと思われていたが、何のことは無い、業界ぐるみでやっていたということのようだ。うちのマンション以外のところが傾こうが何しようが関係ないが、えらそうに｢仕事だ｣といいながら、実は見ていないところでとんでもないことをやらかしている。それが今の建築業界なのかもしれない。

 

 

 

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