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同い年のアラ

2015/11/21

もう一つ学会ネタである。何しろ3日間行っていたので3日分書かないといけない。

といって、食い物の話になる。人のホームページにどこかに食べに行ったということを書いているのをよく見かける。他に書くことがないから書いているのだが、だれからも共感を呼ばない。人がおいしいものを食べようがどこで遊ぼうが読んでいる人からすればうっとうしいだけの話であろう。それでも書くのは、ホームページを上位に置いておきたいからである。

それでアラなわけだ。和歌山ではアラのことをクエという。ハタの仲間だという。このアラという魚は東京ではあまりお目にかかることがない。おそらく「おいしんぼ」で紹介されるまではほとんど知られていなかっただろうと思われる。関西ではポピュラーな魚だが、関東では取れないのだろう。だから横綱が「アラが食べたい」といったときに、鯛だの何だののアラを間違って用意しようとしたわけだ。

関西でアラはフグに匹敵する高級な食材である。同じような白身の魚だが、ふぐほどはかたくないため、薄造りにする必要はない。フグと決定的に違うのが、大きいというところである。フグは2キロ3キロといったところだろう。一方のアラは40キロというサイズである。マグロとは言わないまでも、かなり大型の魚であることは確かだ。

ここまで大きくなるには、さすがに時間がかかるもので、51年と店主は言う。51年かかって大きくなったものを一瞬で食べてしまっては、いずれはマグロと同じ運命だろうと思う。結局食べておいしい魚は絶滅する運命にあるのだ。食べたことはないが、シーラカンスはよっぽどまずいに違いない。

この魚は初めは雌で、ある時期を過ぎるとこれがオスに転換するのだそうだ。そしてハーレムを作るという。その転換するのが30キロぐらいの時という。つまり40キロものはすべてオスということになる。ハーレムの真ん中にいたオスだけを奪ってしまうということだろうか。そうだとすれば路頭に迷う雌が多数出ることになる。それとも雌もろとも一網打尽にするのだろうか。

それにしても51歳の魚。一緒に飲んだN君と同じ年だった。ただし、彼の肉をうまいと言って食べることは絶対にない。

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