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中央区で抜かない削らない月島矯正歯科

2016/01/10

矯正治療では、必要上抜歯をすることがある。ディスクレパンシーが大きいような場合、抜歯せずに治療することは、仕上がりの状態や安定性などを考えると難しい場合が多い――――――

何だ抜くんじゃないか、と思われるだろう。確かに必要であれば抜くのである。ただし、私は抜かない。抜歯が必要な場合は別の先生にお願いするのである。大学にいた時は口腔外科の先生だし、月島矯正歯科であれば近所の先生である。

抜歯と同様に、歯を削ることがある。歯を動かすうえで強く当たってくる部位が出てくることがある。こういうところは場合によっては削る。もっとも、一般的に削るという処置は虫歯の治療やクラウンの形成の際に削るということを指すので、0.何ミリという程度を削ることはあまり削るうちに入らないともいえる。虫歯やクラウン形成を行わないから、「うちでは削りません」ということを言うのはウソではなかろう。

矯正専門で開業している専門家グループに「日本臨床矯正医会」というものがある。昔聞いた話では、ここに入るためには、歯を削るためのタービンがあってはいけないのだということだった。当然、歯を抜くためのへーベルなどはあってはいけなかったのだろう。月島矯正歯科は、もともと矯正専門ではなかったので抜歯用の器具もあれば歯を削るための道具もある。要はそれを使うかどうかの話である。

「抜かない削らない」それは歯医者の仕事の半分以上を放棄した行為ではある。特化しているなどといえば聞こえはいいが、実際は単にやりたくないことをやらないだけとも言えるのである。

 

 

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月島矯正歯科
http://tsukishimaortho.kir.jp/
住所:東京都中央区月島2-15-16
月島眼科2F
TEL:03-3531-2224
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