シャラポアがドーピングで出場資格剥奪というニュースが流れたと思ったら、今度は国際陸連がロシア陸連の選手はリオデジャネイロオリンピックへの参加を認めないという決定をしたという。組織ぐるみでドーピングをするようなところは来るなということである。

これを受けて、棒高跳びのイシンバエワが今月のロシア選手権で引退すると発表した。抗議の引退声明であろう。実際に引退するかどうかは分からない。

ロシアが不参加ということになった場合、当然恩恵をこうむる人もいる。その分、オリンピックがつまらなくなるという人もいるはずだ。日本人にとって日本人が活躍するのがいいわけだが、他国、それも強豪国といわれる国がひとつでも減れば有利になることはあっても不利になることは無い。

とはいえ、もしもそのおかげでいい成績を取った選手が出たとしても、｢本当ならロシアのＯＯがとってたはずだよね｣と一生言われ続ける事は間違いない。それは本人にとってはもしかしたら不幸なことかもしれない。

まだ1ヶ月以上ある上、最近のオリンピック情勢も複雑になってきたことを考えれば、何がどう転ぶかわからない。そういえば、2020東京オリンピックの決定に当たっても裏金がという話題が世間をにぎわしていた。オリンピックとはそういうところに成ってしまったと思うべきなのだろう。

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