ご予約はこちら

ブログ

希望の資本論

2016/07/05

51VqGIUvF3L._SX339_BO1,204,203,200_

 

ソ連が崩壊した今こそ「資本論」を読むべきだという。「資本論」を読まずして、資本主義を語ることはできないのだと。読んだから希望がわくというわけではないが、物事を論理だてて考えることができるようになるのだとは言う。

トマ・ピケティの「21世紀の資本」との対比という形でも捉えているが、ピケティは資本論の中にある「労働力商品」というものについて理解できないと述べている。多くの働く人は、資本に対して労働力を提供し続ける存在であり続けるということらしい。そして、労働から得られるのは労働の対価ではなくて、これくらい渡しておけば次の労働力を提供してくれるだけの再生産力ができるだろうという理屈で決まるのだという。

共産主義の教科書のような本であるのだから、どうすれば革命まで持っていけるのかを書いたものかと思っていたら、どうやらそうではないらしい。佐藤優は、資本主義とは何だったのかをイデオロギー抜きに読むことができると述べている。ただし、解説書を片手に読まなければ最後まで読みとおすことは難しいようである。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
月島矯正歯科
http://tsukishimaortho.kir.jp/
住所:東京都中央区月島2-15-16
月島眼科2F
TEL:03-3531-2224
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇