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ダッカには因縁がある

2016/07/04

バングラディッシュのダッカで日本人がたくさん殺されたというニュースは、我が国に対するISすなわちイスラム国の脅威が身近になったような印象を抱かせる。バングラディッシュの人たちの生活が少しでも良くなるためにという思いでかの地にいた人たちを殺害したテロリストは、われわれの言葉でいえば、鬼畜である。そのような鬼畜の上に天罰が下らないのであれば、彼らはそもそもイスラムの民ではないと言わざるを得ない。

今回、バングラディッシュのダッカで事件が起こったことに対して、いささかの感慨を持って眺めている人も多いのではないかという気はする。バングラディッシュという国は、アジアで最後にできた国ではなかったか。かつては東パキスタンという国であったところだが、ラーマン党首が頑張って、西パキスタンから独立した。と私は思っている。かのジョージ・ハリソンも「バングラディッシュ」という歌を歌っている。それほど貧しい国でもあった。

だが、我が国にとって最も印象に残るのが、「ダッカ事件」である。ハイジャック犯がダッカ空港で日本政府に対して、拘留中の過激派を釈放せよと要求した。これに対して、時の福田赳夫総理は有名な言葉を残して犯人の要求に屈した。「人の命は地球より重い。」この時に釈放された過激派のメンバーがさらなるテロを引き起こして世界に顰蹙を買った。おかげで、日本はテロに屈する国というレッテルを貼られてしまう結果となった。

今回の犯人がこの事実を知らないはずはない。だとすれば、何らかの状況になった時には日本の政府が自分たちに有利な条件を出してくるという計算はあったかもしれない。そして、もしもそういう計算があったのだとすれば、狙われたのがたまたま日本人だったのではなくて、初めから日本人だったということも十分に考えられるのである。

一罰百戒という。人の命のためといい募って犯人の要求をのむということはある意味簡単ではある。だが、それがさらなる悲劇を生むのであれば断固とした態度をとらなければならない。その一方、自分の判断で人が死ぬということに耐えられないという指導者もいるかもしれない。そのような立場でなくて良かった。

 

 

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