アメリカの大問題 百年に一度の転換点に立つ大国
2016/10/29
国高の隣のクラスの高岡君が書いた本ということで読んでみた。
大きく3つの点でアメリカが変わりつつあると述べる。ひとつは社会の中の格差であり、二つ目は武力であり、3つ目にシェールガスによるエネルギーバランスの変化である。
移民吸収大国であるアメリカは年間100万人ほどの中南米からの移民を取り込んでいる。彼ら最底辺を形成する人達が存在するおかげで、アメリカの産業は成り立っているのであり、格差も広がるということであるようだ。
武力については、国民一人ひとりが銃を携帯する国である。問題の解決には一発ぶっ放せばいいという考え方が国の下から上まで浸透しているのだという。但し、戦後70年、世界の警察のつもりでいたアメリカがその立場をやめると宣言した。この先力の行使をどうするのか。「マネーボール」的にコストパフォーマンスを考えた使い方に変更せざるを得ないのかもしれない。
エネルギーに関しては、シェールガス革命によって、かつての輸入国がいつの間にか輸出国になろうとしているという。埋蔵量では中国の方が上のようだが、実際に中国のシェールガスは技術的設備的に商業ベースには乗りにくいのだという。したがって、現時点でのシェールガス事業はアメリカの独壇場であるという。これによって、中東の重要性が薄れ、またシェール技術という新しい武器を持ったおかげで、世界に対する新しいアプローチのしかたができるだろうと述べる。
それが100年に1度の転換点なのかどうかは分からないが、100年経ったところで振り返ってみるとそういうこともあるのかもしれない。
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