札幌で学会があった。東京、大阪といった大都市以外では学会はやってくれるなという機材評議会からのお達しがあるため、札幌で開催されることは多い。19，20の2日間が実際の学会で、18日はサテライトセミナーというものが開催される。大会に朝から参加しようとすれば、どうしても前日からの泊りにならざるを得ない。

サテライトセミナーは、頭のおかしい患者さんにどう対処すべきかというような内容で、十分聞くに値するような話だった。そのため、何とかその時間につけるようにと飛行機を取った。すると、家を１２時半過ぎに出ることになった。昼食はダルビッシュが投げる試合を見ながら食べることができた。

羽田について、自分の乗るべき航空会社のカウンターを探す。広いので、いったん間違えると乗り遅れる恐れがある。そこで、すぐそばの案内カウンターの人に、「エアドゥーはどこですか」と聞いてそこに向かった。

左の一番奥にあったエアドゥーのカウンターで持っていたバーコードを出したところ、「これはうちの会社ではありません。」と言われた。なんとスカイマークであったようだ。バーコードの紙にうっすらとスカイマークのマークが絵が描かれていた。どういうわけかエアドゥーだと信じ込んでいたのである。

慌ててスカイマークのカウンターに向かおうとすると、そこは実はとてつもなく遠かったのだ。何しろ、違う建物で、連絡バスに乗らなければいくことができないところにあるのだ。さらに、行った先の建物の中でも端の端にあって、いったん反対に行ってしまったおかげでさらに１０分近い時間を無駄にした。

当然、時間は過ぎている。そこが飛行機の嫌なところで、飛行機自体はまだ飛んでいないのに、もう乗せてくれないのである。しかも、遅く来たお前が悪いのだから、切符は没収であるという。飛ぶ前についていてもこれである。やはり新幹線に負けるわけである。

おかげで３時間も飛行場で勉強をすることができた。ずいぶん本を読んだと思って、そろそろ中に入ろうとすると、「ここからは入れません、あちらからお入りください」だと。手荷物検査所もスカイマークは差別されているようだ。「犬とスカイマークの客はここより入るべからず」ということらしい。

 

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