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ユニオンジャックの矢

2017/11/28

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近頃、イギリスに学べという論調がしばしば聞かれるようになった気がする。かつては日の沈むことのない帝国といわれた国がそのことごとくの植民地を失って久しい。第2次対戦によって最も没落した国という言い方もできるだろう。そんな国が何に存在意義を求めて今この世にあるのか。

「ユニオンジャックの矢」という言葉の示すところは、ロンドン、ドバイ、ベンガルール、シンガポール、シドニーというかつてのイギリス連邦諸国の都市を結んだ線ということであるそうだ。その線が、一直線にロンドンに向かうところが、この国の沈まざるゆえんなのだという。

かつての産業革命の国は、いまや物を作る力では世界に遠く及ばない。その代わりに、世界第2の金融マーケット「シティー」を擁している。このシティーこそがユニオンジャックの矢の終着点であり、入口であるということだ。

イギリス連邦には、ケイマン諸島をはじめとしたタックスヘイブンが多数存在する。つまり、タックスヘイブンへ資金を逃す為の入口がこのシティーであり、それによってイギリスという国自体が存在しているといってもいいのだろう。

先ごろ「パナマ文書」や「パラダイス文書」といわれる、タックスヘイブンにある会社の一端が明るみにでた。これらタックスヘイブンに預けられている資金は3000兆円という。その規模は世界経済を大きく凌駕する。その全てではないとはいえかなりの割合で表に出せない金であろう。

「パナマ文書」などはイギリスという国が持つヤミの部分を世間の元にさらすという役割を果たした。それは、イギリス=シティーに対抗する勢力によって起こされたことであろう。アメリカ、あるいはEUによるものと考えるのが妥当なところだろう。

「イギリスに学べ」とはこういったヤミの部分を日本にも作れという意味ではない。世界の中でしたたかに立ち回れという意味である。そう言い出したのが民主党政権だったように思う。となれば、その裏にいる著者がこの論調の言いだしっぺということになろうか。

最後に「ビルマの竪琴」と「アーロン収容所」を挙げている。日本にいて作ったおとぎ話と、現実の戦争体験記とをごっちゃにするところは、どうもいただけない。

 

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