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大化改新を考える

2018/11/22

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中国ではある時期、日本の3大改革というものが広く喧伝されたのだという。それは明治維新であり、戦後の復興であり、そしてこの大化の改新なのだそうだ。

古代に行われたこのクーデターと明治以降の近代日本で行われた〔改革〕を同列に扱うことに対する違和感は当然誰にもあるのだろう。その上で、文書事跡に従っての検証ということである。

われわれが知っている大化の改新とは、蘇我入鹿を殺して天皇親政の新しい政治形態を作り、そこに中国から持ってきた制度を取り入れるというものであるようだ。しかし、実際にはこれは大宝律令など、後世に作られたものを、当時作られたものとして改ざんしたのではないかという見解である。

日本という国が日本になったのは、国号からしても大宝律令からであるという。時代は壬申の乱のあとであり、その言い訳のように乙巳の変まで時代をさかのぼって歴史を作ったということかもしれない。

1500年も前の時代は、生きるのにはどうだったのだろうかと思うものでもある。

 

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