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ニラで

2019/09/24

正月になると、もちをのどに詰まらせてなくなるという方が出る。

咬合力が弱くなるうえ、嚥下力も同様に下がることが原因になるのだろう。

塊のもちが気管に入ったとすると、呼吸ができなくなるという事は十分に理解できるところである。

もちではなくて、ニラである。

少しきり方が甘かったため、とても長い部分が残った。

これを飲み込もうとして、半分気管に入ったようである。

激しく咳き込んでも、なかなか出てこない。

もちで窒息するというのはこんな気分なのかと、ちょっと冷や汗をかいた。

人が窒息しそうになっているときの対処法は、おなかに腕を回して、一気にぐっと圧迫するのだという。

幸いなことに、いまだにそういった場に遭遇したことはないが、果たしてもちだったらどうなのだろう。

ニラで窒息しそうになるとは、私の咬合力あるいは嚥下力が落ちてきたという事か。

それより、ニラの切り方をいい加減にせず、もう少し細かくするべきであったな。

 


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