マグロを釣る人たち
2020/01/13
年末年始、マグロ漁師のテレビをよく見た気がする。
すしざんまいが今年の最高値を出したとか、年の初めにマグロが話題に上るからか。
今朝は54歳でマグロ漁師に転職した人の話をやっていた。
マグロ漁も言ってみれば設備投資産業であり、初期投資が大きく、この方も1000万ほど費やしているという。
その割にはそう簡単に大物がとれるわけでもない。
なんだか、そうめったに患者さんが来るわけでもない矯正科に似ていないこともない。
ただ待っているだけなのは海の上でめったにこないあたりを待つ漁師に似ている。
さらに、「まだ早いですよ」という患者さんが多くて、半分以上の方はお話だけである。
マグロも資源量の減少で漁獲枠が設定され、枠を超えると、翌年の漁獲枠が減少する。
一定の大きさ以下のものはリリースしなければならないようだし、そのためこの漁師さんもそのようにした。
来た患者さんのすべてに手を付けて、不必要な治療までする「先生」たちとはそこは違うようだ。