どうせなら沢尻エリカ版をやってくれないか
2020/05/16
朝ドラも大河ドラマも来月中に中断することが明らかになった。
撮りためておいた分が終わるのだそうだ。
思えば昨年から大河ドラマはご難続きだった。
かつての渡哲也は病気だったが、ピエール滝が途中で交代した。
今年は沢尻エリカのおかげで冒頭の何回か分を撮り直さざるを得なくなりスタートが遅れた。
それがなければ、もう1か月程度は後まで撮ってあったかもしれない。
来月以降、何かを再放送することになるだろう。
どうせやるなら、同じシチュエーションということで比較されがちな「国盗り物語」を見てみたいという気はする。
しかし、情けないことにNHKにはないそうである。
テープが高価だったため、消してしまったという話である。
ホームビデオも出ていた昭和50年代にはそれほど高価だったとは思えないので、慣習上消してしまったのだろう。
高橋英樹自身、誰かが録画したものをもらった分しかないそうである。
ならば、せっかくだからお蔵入りの沢尻版も見てみたいところである。
川口春奈は急遽決まったとはいえ好演しているという評価を得ている。
そうなってみると、では沢尻の方はどうだったのかという気がする。
ほかは全く変えずに同じ役を別の俳優がやったらどうなるのか。
(別役実である。
何も関係ないが、この間追想録が載っていた。)
「国盗り」と「麒麟」とではシチュエーションは同じでもストーリーや役者は全く異なる。
この場合は、ストーリーや物事の解釈の違いと俳優の芝居の比較をすることになる。
しかし、ライオンキングなどではあるようだが、一人の俳優の違いでドラマがどう変わるのかを見たことがない。
悪役の帰蝶がもっと悪そうな役どころになっているのではないかと期待するところだ。
だから、まちがっても「いだてん」だけはやらないでほしい。