自転車は人に寄って来る
2020/06/05
歩道を歩いている人間にとって、最も危険な相手は自転車である。
それは同じエリアを通行するからであり、しかもそのスピードが速いからである。
最近自転車が増えた。
この近辺で乗り捨て自由の自転車を貸し出している。
また、ウーバーイーツなる会社が自転車による配達を始めた。
そこに来て、コロナのおかげで自転車を推奨する動きがある。
交差点では前からも後ろからも自転車がやってくる。
その際、向こうから走ってくる自転車はなぜか私の方に寄ってくる。
それはなぜか。
彼は、私の隣を通るこちら側の自転車を避けているのである。
つまり、自転車は人と自転車とが来るときに、人の方に寄って来るということである。
自転車を推奨する方々は、歩行者は街路樹と同じと考えているのではないか。
それは自転車に乗る人間も同様で、我々が感じる、ものすごいスピードでわきをすり抜けられることの恐怖など微塵も考慮することなどない。
自転車は歩行者にとって危険なものであるということをこういうキャンペーンを張る人間は考えたことはないのだろう。
おそらくかれらは歩いて移動することなどないにちがいない。