歯が動揺しています
2020/07/25
リテンションに入っている患者さんが見えて、そうおっしゃった。
触ってみたら動揺しているということらしい。
一般的に矯正治療を行うと動揺は強くなるものである。
それは歯を動かすにあたり、歯を支えている骨が作り変えられるからである。
作り変えられたばかりの骨は、もちろんしっかりとしたものではない。
そのため、動揺が生じるのである。
これは次第に骨がしっかりしてくることで収まってくるものである。
一般的に、リテーナーは最低2年は使っていただく。
2年たてば、骨の再構築が終わり動揺はほぼ収まるということである。
これがもっと早ければ、リテーナーの使用期間ももっと短くて済むのだろう。
ちょっとほっとしたお顔でお帰りになった。