岸田文雄
2020/09/03
この数日、テレビで顔を見ないことがない。
法律で決まっているのかと思ってしまうほどである。
総裁選では、大劣勢と思われている。
というより、総裁選はほとんど決まってしまった感はある。
それはそれとして、この人はほとんど政治家として終わった人のような論評である。
テレビでの応答を見ていても面白くない。
面白くないというより、政治家に必要な熱がない。
政調会長という、いってみれば党をまとめる立場の人であるなら、我々の知らないところではもっと指導力を発揮しているはずである。
残念なことに、その指導力がテレビのインタビューでは全く感じられず、むしろ大学の教授が評論をしているかのようである。
政治家としては、実現できないかもしれないことは言えないというスタンスなのかもしれない。
大劣勢であってもはったりをかませない彼の誠実さには尊敬の念を感じる。
とはいっても、勝負はそれだけでは済まない。
もしかしたら、彼は勝負をしない2番目の位置にいるのが最も安心する人なのかもしれない。