ハンバーグを作ったら結構おいしかった
2020/11/23
コロナのおかげで、自宅にいる時間が増えて、料理でもしようかっていうおっさんが増えているそうだ。
そういう人がやりたがるのがそば打ちであるそうだ。
なんでそば打ちなのかわからないが、台所が粉だらけになって奥さんに嫌がられる姿が目に浮かぶ。
そばは挽き立て打ち立てゆでたてという。
そういう意味で言えば、うちたてをその場でゆでて食べれば、どんな下手なやつがうってもそれなりの味にはなるのだろう。
もっとも、私からすれば、そば自体もさることながら、めんつゆがまずくては話にならない。
麺は自らうってもつゆができあいでは、本末転倒と言わざるを得ない。
そういうにわか料理人と一緒にしてほしくはないが、ハンバーグを作った。
なんとなく、休日は肉が食べたいという要求は高い。
普段は、高い肉が賞味期限切れになったものを買うのだが、それがない。
仕方なく、合いびき肉を買ったのである。(それも100円引きであった)
ハンバーグの作り方は、それこそさんざんテレビで見るところである。
だからと言ってうまくできるというわけではない。
ボロボロになって形をとどめないということがある。
それこそ、ただのひき肉と玉ねぎの炒め物状態である。
今回はそうならずにほぼ成型した形のままお皿に盛るところまで到達した。
冷蔵庫で少し寝かしたせいかもしれない。
さていただきましょうとまず一口食べると、ジューシーな肉の味がするではないか。
「イシイのハンバーグ」などとは違い、肉がしっかりと残っていて存在感を示す。
また、塩コショウのほか余計なものを加えていないので、肉そのものの味を楽しむことができる。
フガフガとわき目もふらずに食べていたら、ワイン1本もあっという間にカラになっていた。
ワインとは、肉の脂分でいただくものであるらしい。