また緊急事態宣言が出るのか
2021/01/03
東京で、一気に1000人をはるかに超える数の患者が出て、いよいよ本格的な感染が始まったかと言われる。
これを受けて、関東の4知事が政府に対して緊急事態宣言の発出を要請したと報じられた。
2週間で重症患者用のベッドがいっぱいになれば、見殺しにされる患者も出てこよう。
それ以上に、医療機関の疲弊は日を追うごとに高まっている。
さすがに正月3が日は1000人を超える数は報告されていないが、休みにもかかわらず多い。
正月が明ければ、年末年始に騒いだ人たちの感染によって、さらに多数の患者が発生する恐れが高い。
そうなると、医療機関はパンクをしてそれこそ廊下に寝かされるようなことにもなる可能性は十分にある。
では、また4月のように非常事態宣言を発出すれば、事態は改善するのか。
どうもこれも絶望的である。
4月の段階では、8割とは言わないまでも、3割か4割の接触を絶ったという人もいそうである。
だが、今度これをやったとしても、1割程度にしかならないのではないかと感じる。
若い人たちは、どうせかかっても風邪ぐらいなんだからと、そんな政府のいうことなど聞くまい。
そういう若い人から家族に移り、高齢者の感染数も増加している。
彼らはもはや緊急事態宣言では動くまい。
だとすれば、あとは罰則を設けて人も店も縛るしかないということになる。
そこまでやって8割の接触を断つことができるのか。
それはやっぱり無理だろう。
ということで、まだまだ感染は増え、こうすれば減るということはなかなかないような気がしてきているのである。