馬上・枕上・厠上
2021/02/23
そういう言葉があると詩人という人が書いていた。
作文三上という「帰田禄」というものの中に出てくる言葉らしい。
文章の構想を考えるのに最も適した場所と出ている。
何もすることなくボーっとしている時間ということになろうか。
馬上とは今でいえば車や電車に乗っている時間であろう。
近頃はと言っても随分前からだが、電車にも車にもほとんどのらない。
布団に入ると考える暇もなく寝てしまう。
結局、ものを考えるのはトイレということになる。
いろいろとつまらないことを考えるものである。
しかし、それはいつも終わった瞬間で、それまでは当然ながら一点に神経を集中していて何も考えない。
もしもここでずーっと考えるということであれば、相当な便秘の人であるのかもしれない。