中央分離帯のオオムラサキ
2021/04/07
中央分離帯にオオムラサキが植わっていて、ちょうど美しく咲いている。
思えば気の毒な花で、排気ガスをもろに浴びるところにいる。
トラックなどは、花に排気ガスが向くように配管されている。
よくこれで枯れないものだと思うし、ましてよく花が咲くものである。
月島近辺はそれほどトラックがたくさん走るわけではない。
だが、道によってはたくさんのトラックが通るところはたくさんある。
そういうところの木はみなすすけている。
すすけているのに、この時期になるとなぜか花が美しい。
この時期だけ汚れを落としているのではないかと思うほどだ。
20年ほど前に、石原都知事が「こんなにディーゼル車は汚れをまき散らしている」と言った。
規制によって、ディーゼル車の排気ガスはきれいになっているはずだと思う。
果たして、中央分離帯の花は恩恵を受けているのだろうか。
20年前より、オオムラサキがきれいになっているといいのだが。