おかせていただきました
2021/10/05
ラジオを聞いていたら、披露宴の打ち合わせの際の担当者が「させていただきます」を連発するといっていた。
これを聞いた新郎新婦は笑いをこらえきれなかったという話。
二重敬語だから日本語として正しくなく、「いたします」が普通だろうというのが結論である。
実は、私も40年近く前に矯正科の医局で同じことをいわれた。
ライターと呼ばれる偉い先生(教授ではない)のところに宿題を提出した時である
机の上に置いておきました、と言ったところ、「おかせていただきました」だろう、とおっしゃったのだ。
なんだか違和感を感じながらも、「失礼しました、置かせていただきました」と言ったものである。
その、ライターと呼ばれる偉い先生は教授にならずにほかの先生が教授になった。
この先生は今でも「会場の方にいかれてください」などというわけのわからない日本語を発する。
どうも、矯正科というところには、日本人ではないような人が多いような気がするのである。
ラジオを聴きながら、ついそんなことを考えた。