やっぱ、お墓は雪だよ

八王子のお墓に行ってきた。

移動するための手続きである。

なんでも、移動するための許可書というものを市役所からもらう必要があるそうだ。

ところが昼からの雪である。

天気が良ければ、絶好のドライブになるぐらいのところだ。

雪のおかげで、道はこんでいる。

5時までに八王子市役所に行かなければ、明日再度いかなければ墓の移動ができない。

普段なら1時間でつくところが2時間かかってしまった。

周りは真っ白である。

このお墓を初めて使ったのは祖母の葬儀の際だった。

そして、まさにその時が雪だった。

以来、このお墓に雪はつきものという印象が40年近くたった今もある。

スタートで降った雪が、最後にまた来たかという思いである。

もしかしたら、雪の日にここに来た祖母がよそに行くことを拒んでいるのかもしれない。

もっとも、喜んでいるともいえるが。

まあ、墓なんて、せいぜいこの200年ぐらいの風習で、今後200年たたないうちになくなるかもしれない。

そう思うと、散骨してしまうのが正しい方法なのかなと思わないこともない。