結局は核兵器か
2022/02/23
ウクライナ情勢は、日々ロシアの攻勢ばかり伝えられる。
東部2地域の独立を承認するという発表をしてさらに次のステップに進む様相である。
これに対するNATO側は、経済制裁を言うが腰が引けている。
そんなことをすればお互いに大きな損失を被ることが分かっている。
さらに、軍事力で対抗しようとすれば、核戦争になる恐れがあるからだ。
通常兵力での衝突でも損害が大きいのに、核兵器が出てくれば国家崩壊の危機になろう。
マクロンにしろバイデンにしろ、歴史上自らそんな役回りを引き受けるとは到底思えない。
誰も核戦争の引き金を引いた人物にはなりたくないのだ。
となれば、結局のところ核兵器を持ったもん勝ちという今の世界秩序の構造はさらに浮き上がらざるを得ない。
ウクライナもかつては核兵器が配備されていた。
今それが残っていたとすれば、ロシアもここまで露骨に侵攻はしてこなかった可能性は高い。
北朝鮮やイランも核兵器を開発しているといわれる。
やはり、なんだかんだ言っても核兵器を持っている国の前にはひれ伏すしかないということか。
そう思えば、中華民国の台湾が国連から放逐されて、中共が代わりに迎え入れられたことの意味が分かる。
同時に、日本にしろドイツにしろ、決して国連の常任理事国入りできないという厳然たる事実もよく理解できるのである。