ゼレンスキーは日本の国会で何を言うか
2022/03/23
英米各国に続いて、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説をすることになった。
一時期、大型モニターがないという理由で断るかと思われていた。
当然だが、我が国に対しての要求が述べられる。
何かくれという話は聞かない方がよかったということもあるだろう。
彼は、各国での演説で、それぞれの国の国民の琴線に触れるような話をしてきた。
イギリスでは陥落寸前であったときのチャーチルの言葉であり、アメリカでは真珠湾であった。
日本人にとっては忸怩たるものがあるが、アメリカ人の琴線に最も触れる言葉だったということだろう。
では、我が国にとって最も心に響く言葉はなんだろう。
日ロ関係で考えれば、日ソ不可侵条約を破って侵攻してきた満州であろう。
略奪と凌辱の限りを尽くした彼らの言葉は、「女を出せ」だったという。
北方領土でも、真岡郵便局の女性職員の集団自決という事件が起こった。
まさに「鬼畜ロシア」である。
さらに、ソ連は関東軍の100万人と言われる兵士をシベリアで不法に使役した。
そのうちの何割かは過酷な労働と生活環境の中でなくなった。
この一点を見るだけでも、ロシアという国は国際法などというものを屁とも思っていないことがよくわかる。
稀代のエンターテイナーであるゼレンスキーは、さらに日本の文化に根差した言葉をしゃべるだろう。
これは、ウクライナという国が日本の歴史をどうとらえているのかという見方にも通じよう。
日本人もうなるような話題が提供されるなら、ウクライナという国及びそのスタッフはおそるべしというべきといえよう。
ゼレンスキーの口が何を言うのか。
実は楽しみにしているのである。