作家になりたい

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作家になりたい

2022/04/20

患者さんがそうおっしゃる。

すでに40本ほどを投稿しているそうである。

まだそのうちの3本ぐらいしか選ばれていないというが、ないよりはましだ。

彼女いわく、ドラマの脚本を書きたいという。

小説よりドラマの方が好きということだろう。

しかし、テレビ局などにもっていっても、「間に合ってます」というのが一般的な対応だそうだ。

ああいうところには、同じような人はたくさん来るのだろう。

それをいちいち取り上げていては、いくら残業しても追いつかないに違いない。

しかし、それ以上にいまやドラマがない。

昔は同じ時間に3つぐらいのドラマをやっていた。

たいていはチャンバラと刑事ものと、その他である。

それが、ドラマは各局週に一つか二つぐらいしかないイメージである。

そんなものを見るのは年寄りばかりで、そういう人は物を買わない。

その最たるものがチャンバラで、だからこそ今やチャンバラは皆無になった。

虚無蔵さんは、「その時に備えよ」とは言ったが、その時など来ないのだ。

というわけで、彼女の活躍できる日が来るのかどうかは定かではない。

できれば、くだらないバラエティー番組などなくなって、こういう人たちが活躍できるテレビが生まれるといいのだが。