トリプルプレーだ

野球で一度に3つアウトを取ることをトリプルプレーという。

ゴルフならアルバトロス、サッカーならハットトリック、将棋なら王手飛車角取りってところか。

話としては聞いたことがあっても、実際目の前で見るなんてことはまずない。

それがテレビの画面に映し出された。

めったに起こることではないから、データとして正しいといえるかどうかはわからない。

ただ、王手飛車をした方が勝つというのは一般的に言われる。

ハットトリックも、3点はとるわけだから、大体勝つだろう。

一方、アルバトロスは、4日間の試合の中でのことなので、優勝する確率はどうだろう。

ではトリプルプレーはどうか。

こういう話は割とデータが出てきそうだが、テレビを見ている限りではどこの局も何も言わなかった。

9回のうちの1回、つまり試合の9分の1を1球で終わる。

そういうチームが勝つ確率は低いようには思う。

大阪桐蔭高校があの1球で負けたのだとすれば、まあ、長いことやってればそういうことはあるよなってところか。

しかし、60年近く高校野球を見てきて、初めて見たトリプルプレーである。

人生に、「まさか」はあるよな。