だぼだぼとぱっつんと
2022/10/04
最近、だぼだぼっとした服を着ている女性が増えた。
一昔前なら、「おめでたですか」といわれそうな服だ。
私なんかからすれば、ぞろぞろしていて動きにくいんじゃないかと思うのだが、どうなんだろう。
一方、若いお嬢さんなど、やけにぱっつんぱっつんしたパンツをはいている。
足が細くて長く見えるということだろう。
ただ、ほとんどタイツをはいているのと同じような状況に見える。
たぶん、はくときは無理やり引っ張り上げるのだろうし、脱ぐときはタイツを脱ぐようにはがすのだろう。
あまり気にしていない私は、この二つの流行が同時に起こっているのかどうか知らない。
どちらかがもう片方のアンチテーゼとして発生してきたというなら、なんとなく話は分かる。
スリムパンツというものがはやった時代はあった。
今から30年か40年前だろう。
一方で、こんなにダブダブしたものを着る人が多かったという時代を思い出せない。
つまり、50年以上なかったものが流行しているということなのだろう。
あるいは、日本史上初めてかもしれない。
スリムパンツがはやった時代、どう見ても似合ってないでしょっていう足が太くて短い人が良くはいていた。
当然、現代でも同じような体系の人がはけば、同じような評価を受けるだろう。
しかし、同じ人がダブダブした服を着れば、ほとんど体型は気にならない。
あの当時であれば、何とかしてそういうパンツをかっこよくはきたいという人はいただろう。
そして、そういう人は一生懸命やせようとしたに違いない。
今や、そんな無駄な努力をせずに、だぶだぶ派になればいいだけのことである。
男性服はスリム派のようである。
どうも、男に関しては、どっちでもいいという寛容な精神は生じないようである。