お子さんの食物アレルギー
2022/10/19
患者さんのお子さんの話だ。
牛乳、お米にアレルギーがあるという。
それ以外にもあるのだろう。
お米が食べられなければ、パンを食べればいいとは言える。
とはいっても、日本にいてご飯が食べられないとなると、かなりのものが食べられない。
かつ丼や天丼は当然だ。
お寿司もまたしかりである。
さらに、牛乳はいろいろなものに混ざっている。
そこに気が付かずに食べてしまうと大変なことになるかもしれない。
子供の同級生にもアレルギーをお持ちの方がいた。
アレルゲンが入っているとは気づかずに食べて死ぬ思いをしたと聞いた。
こうなると、初めての食べ物を口にすることはかなり勇気がいるだろう。
幸い、最近では何が含まれているかという記載が義務付けられているようだ。
それでも、一々そういったものに気を付けて与えるのは、かなりのストレスだろう。
治療として、徐々に摂取させるということをするとも聞いた。
大丈夫なぐらいの量から始めて、だんだん増やしていくということのようだ。
私が子供のころに、これほど食物アレルギーという言葉を聞かなかった。
この半世紀の間に増えてきたように思える。
その原因が何なのかはまだわからないらしい。
早くこういったお子さんがおいしいお寿司を食べられるようになればいいのだが。