かわいそうなねぎ

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かわいそうなねぎ

2022/12/26

帰り道、道端にネギが1本落ちていた。

誰かが落としたものだろう。

しゃきっとして、太いネギである。

こうして落ちていなければ今頃は鍋に入っていたかもしれない。

あたら朽ちてしまうのは気の毒だが、さりとて拾って食べるというのも気が引ける。

落としたものが拾ってくれることを期待するしかない。

たべられるべきものは食べられなければならない。

ネギよ、早く本来の持ち主の手に戻ってくれ。