通夜の客

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通夜の客

2023/06/20

後輩のお通夜に行った。

遺影は若くて元気な写真だ。

生きているようだという言葉がぴったりで、しかし、生きているときにとっているのだから当然ではある。

私も、できれば若いころの写真にしてほしいものである。

多くの元医局員が参列していたし、同級生も大勢来ていた。

終わってから、女性5人と献杯をしてきた。

十人十色というが、同じ医局を出た女性5人でも、いろいろな人生を送っているようだ。

子供が海外の大学に行ってますという方が二人。

自身がご主人の海外出張についていったという人。

同じところにいた人たちが、多様な人生を歩んでいるようである。

また、あの人なくなったんですよっていう話も何人か聞いた。

人はいつまでもここにとどまっていられない。

私もいつかは、「あの人」の中に入るであろう。

その時には、おそらく誰も来ないんだろうな。

せめて、「あの人」といってくれるひとがいたとしたら、それはありがたいということになるだろうか。