犬が死んだ
2023/10/21
家内の父親が飼っていた犬を5年前に引き取った。
この犬は呼び鈴がなればものすごい勢いで吠えまくっていた。
余りのうるささに、近所の家の人から「犬がうるさい、何とかしろ」と玄関に張り紙をされた。
父親がなくなるころに来た工務店の人が、「ずいぶん静かになったねえ」といっていたものである。
その後引き取った我が家でのうるささは、近所迷惑だといわれかねなかった。
朝も5時過ぎから吠えるので、寝不足になった。
いかに昔がうるさかったかということである。
そのフーと呼ばれた犬が死んだ。
この1か月ほど、あまりエサも食べなくなった。
この1週間はほとんど食べず、寝たきり状態でほとんど動かなくなった。
仕事から帰ると、苦しそうに吠えるので水を飲ませてやった。
するとしばらくして静かになった。
どうやら私は死に水をとったということであるようだ。
犬の平均年齢は14歳と聞くから、それより3年か4年長生きしたというところだろう。
朝晩家内が散歩に連れて行っていたおかげといえそうである。
感謝して天国に行ったものと思いたい。
思えば、我が家では動物が死ぬと娘にいいことが起こった。
トラが死んだときは中学受験に合格した。
イイダの猫が死んだときは大学に合格した。
じゃあ、今度は結婚でもするか。
そうだとしたら、それがいい事か悪い事かは私には判断しかねるが。