水が出ない苦しみ
2024/07/16
この連休、知人の別荘に行ってきた。
ところが、なんと水が出ないという。
別荘番の人はいるのだが、気が付いたのが遅かったようだ。
代わりに、ずいぶんとたくさん水を汲んでボトルに入れておいてあった。
これだけ汲むのも大変だっただろうと推察される。
水道のない国では、小さな子供が何キロも離れたところに水くみに行かされると聞く。
水汲みは、昔から重労働なのだ。
そこから解放してくれた水道というものはいつもあるものと思っていたが、いかにありがたいものか身に染みた。
たくさんあるとはいえ、貴重な水である。
手を洗うのも、少しずつ洗面器にとって使う。
その水は、トイレを流すために別のバケツに入れて取っておく。
そのトイレだが、いちいち流すのは水がもったいないとばかり、やりっぱなしにならざるを得ない。
今回の能登地方の大地震でも断水が続いた。
今も復旧しているのかどうかというところだろう。
今回の我々は誰かが大量に準備しておいてくれたものだからまだいい。
これを自分たちで毎日用意するとなると、給水車が来ても大変だろう。
まして、これがマンションの上層階となると、エレベーターが止まった状態ではほとんど無理ではないか。
もちろん、生きるためにはそんな贅沢なことは言ってはいられないが。