石破か
2024/09/28
自民党総裁選挙は、一応下馬評通りの3人の争いになったようだ。
石破、小泉、高市の3人で、他の人たちは偉そうな顔はしているが、ほとんど相手にされていなかったらしい。
党員票というもので小泉純一郎は総理大臣になった。
一方、安倍、石破の戦いでは逆に党員票を獲得した石破が議員票でひっくり返された。
今回は、党員票はほぼ互角で、決選投票で議員票を握った石破の勝利となった。
なんだか、初めに勝った人は勝てないようである。
この決選投票、なんだかどっちが嫌いかで勝負がついたように思える。
石破は、かつて麻生太郎に引導を渡したとか、党を出て行ったとかで嫌う人が多いという話だった。
一方の高市は、靖国神社への公式参拝を公言していて、これがアメリカの逆鱗に触れたという見方がある。
何年か前に、遺憾の意を表されたということは、アメリカ政府としては、公式参拝などもってのほかということのようである。
結局、アメリカの顔色を窺う議員が多かったということで石破が勝ったようだ。
石破の政策は、おそらくアベノミクスの逆をやるだろうと思われている。
その証拠に、株式先物市場では2410円下げている。
今後、利上げをして円高に誘導していくものと思われる。
当然、株も下がるだろう。
昨日までは、為替相場にしろ株式市場にしろ、年末はどうなっているかわからないという論調だった。
それがここにきて石破路線ともなれば、方向性ははっきりしているだろう。
さらに、消費税もこのチャンスに上げるのではないかという声もある。
財政健全化のもとに、緊縮財政を取る可能性も否めない。
一時に比べると自民党の支持率は回復してきたという話ではある。
しかし、株が下がれば政権の支持率は下がるといわれる。
半年以内に政権交代なんてことが起こっていないとは断言できないだろう。