日経新聞の袴田事件
2024/10/09
袴田巌氏の無罪が確定したという。
検察が控訴を断念したことによる。
これについて、今朝のコラムに、政権内の知恵ものが検察に対して指揮権を発動したのではないかと書いた。
もちろん、架空の話と断ったうえでのことではある。
冤罪事件というものがしばしば発生する。
袴田事件については、一家4人が惨殺されたということで、重大事件である。
4人がお互いに殺しあってみななくなったというなら犯人はいないということになるが、そうではなかろう。
どこかに犯人という人はいて、その犯行を行ったことは間違いない。
それが袴田氏でないとすれば、真犯人はもしかしたら今もぬくぬくと生き延びているかもしれない。
あるいは、やっぱり袴田氏が真犯人で、しかし、動かぬ証拠が出てこなかっただけかもしれない。
サスペンスドラマでない現実は、ほとんどは我々の知らないところで行われて、決して我々の目の前にその本当の姿を見せない。
未解決事件がサスペンスの謎解きのように可視化されたら、どれだけ気が晴れるか。
しかし、実際の殺人現場など見たことはないが、そんなものを見た日には、何日も寝られないのだろう。
コラムには、政権の人気取りのためにと書いてある。
どうも、冤罪であるということに対して疑義があるということのようである。