長寿世界一キープ
2015/05/16
日本人が、84歳で長寿世界一をキープしたそうである。女子が87歳で世界一というのが効いているそうだ。男性は80歳だが、世界一ではないという。一方、世界平均は71歳で、女性73歳、男性68歳ということになっている。1990年より6歳延びたというから25年で6年延びたということになる。驚異的と言えるのではないか。世界の人口が増えるわけである。
もっとも寿命が短いのが、シエラレオネで46歳だそうだ。総じてアフリカの国は短い。特にサハラ砂漠以南の国が低いという。貧しいということが原因かもしれない。ただ、戦争はどうなのだろう。それと、乳幼児の死亡はこの統計に含まれているのだろうか。
翻って、我が国の寿命が50歳を超えたのは戦後になってからといわれる。そこに戦争による死亡や5歳までの子供の死亡が含まれているのかどうかわからない。スペイン風邪や関東大震災による大量の死亡というものが戦前の寿命が短いことに寄与しているという説明があった。戦後になって劇的に寿命が延びたのは、結核の治療法が確立したからであろう。戦死がこの統計に含まれているのなら、戦争が終わったということも要因の一つと考えられるのだが。
さらに戦後の寿命が延びたのは、栄養状態がよくなったからといってもいいだろう。ただ、それにしても長寿化がいまにいたっても進んでいるというのはどういうことだろう。20年前に比べても今の日本人はさらに栄養状態がよくなったからなのだろうか。
とはいえ、大事なのは平均余命ではなくて、健康寿命だという。男は健康寿命では70歳程度だそうだから、死ぬ前には10年ぐらいの不健康な時期があることになる。どうせ死ぬのなら、そういう時期は短いほうがいい。「だったら運動しろ」と言われそうだが、それもちょっとだな。
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